2023/11/12 18:27

わたしがコーギーを描きはじめたきっかけとなったのは、遡ること約20年前。


幼い頃のわたしは公園でお友達と砂遊びをしていました。
夢中になって砂のお城を作っていて、疲れた頃ふと顔をあげるといつからいたのか目の前に、文字通り目の前に見知らぬ子犬がいたのです。
どこから来たのか、首輪もしておらずどうやら捨て犬のようでした。

このわんこの飼い主を探すため近所のお家に聞いてまわったりチラシを貼ったり…。
1週間経っても飼い主は現れませんでした。

幼心にその時、このままではこの子はどうなってしまうのだろう…と思っていた気がします。

どうにかこうにかを経て、ようやく“この子”を我が家の家族に迎え入れることとなりそれが後の愛犬“シャイロ”でした。
シャイロは雑種で、どこから来たのかも年齢も親犬の犬種もまったくわかりませんでした。
何もわからなくったってシャイロはシャイロで、愛おしい存在であることは変わりありませんでした。

2012年12月2日
シャイロは天国へと旅立ちました。
シャイロにこうしてあげればああしていれば…後悔はたくさんありました。
後悔するくらいなら後悔しないように行動すればいいのに、なんて子供のころはよく思っていました。
天国へ旅立ってしまった当初は後悔に気づかないように蓋をしていたように思います。
それが一番恥ずかしいことです。

いまだにシャイロの夢をみることもあり、あることがきっかけで、シャイロはコーギーに似ている!ことに気がつきました。シャイロの首の模様、靴下を履いてるような足の模様…

私の好きな絵本画家ターシャ・テューダーさんもコーギーを描いていますが、わたしもコーギーを描きたいと強烈に思わされました。

今はそんなきっかけのおかげで、コーギーを愛する方々との御縁が生まれたり喜んでいただけたり…
わたしが“誰かにできること”に出会えた気がしています。

人生の岐路とも言えるようなことをたくさん教えてくれたシャイロ。
ペットを飼っている方々皆様にとってそうだと思いますが、愛するペットの存在は人生とともにずっとあるのだと思います。

どんなときもあたたかな時間を、ホッとするひとときを
素敵な冬を…
コーギーのいるお部屋で。。。